正月の縁起物の一つ「門松」。東生田4丁目の松本穣さん宅では、近隣住民らと共に門松を作ることが年末の恒例行事になっている。
今季の門松作りは、先月19日。まずは自宅の裏山からとってきた立派な竹を6本、3つの長さに切りそろえる。一番大きい竹の高さは2メートル近く。続いて、2人がかりで20リットル缶に「こも」を巻き付ける。縄の巻き方は、縁起を担いで下から7周、5周、3周。竹を立て、土を盛り、皆で豪快に100本の松を並べる。そこに、キンカンやスイセン、赤い実をつけたセンリョウなど、敷地内で育った植物を自由に生けて、「松本家流門松」の完成だ。
生田緑地隣に約5千坪の里山を所有する松本家には、農業体験などで日頃からさまざまな人が訪れる。そんな松本家の門松作りが始まったのは7、8年前。当初から関わる林明さんは「最初は遊び半分で、年々作り変えてきた」、向かいに住む早川大二さんは「縄の巻き方は毎年7・5・3だね」と手を動かしながら教えてくれた。
装飾はいつも自宅にあるもので、大きさや色はその年の実り次第。参加者も毎年恒例のメンバーから、初めて門松作りを目にする来訪者までさまざまだ。門松を前に、松本さんは「最初のころより大きくなってきた。これがあると正月を感じるね」と笑顔で語った。
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