川崎青年会議所の理事長に就任した 大澤 淳一さん 幸区在住 38歳
意欲あふれる”熱男”
○…1月1日付で川崎青年会議所(JC)の69代目理事長に就任した。まちづくり活動に取り組む同JCには現在、20歳から40歳までの若者約100人が在籍する。JC歴は7年。昨年は神奈川ブロック協議会に出向し運営専務、一昨年は日本青年会議所で副議長を務めた経験から「理事長になる心の準備はできていた。(話が来た時には)ついに来たな」。そんな思いをもって引き受けた。
○…来年の設立70周年を意識し、「つなぐ」をスローガンに掲げる。「人、地域社会、団体、過去と未来をつなぐ強いJCをつくる」。穏やかな表情ながらも強い決意がにじむ。任期1年の中で特に、「SDGs」(エス・ディー・ジーズ/持続可能な開発目標)の推進に力を入れたいと意気込む。昨年11月、インドで開かれたJCの世界会議に出席した際、各国の環境問題に対する意識の高さを痛感した。「日本ではSDGsへの認知度が低い。社会問題に関心を持っていただける事業を行いたい」と意欲的だ。
○…不動産管理業「大澤商店」の代表取締役。叔父が天童市(山形県)でJCメンバーだった影響もあり入会。もっとも当初は「知り合いを増やすだけの団体」とのイメージを抱いていたが、入会して真剣に社会問題に取り組む仲間に触れ、意識が変わった。幸区下平間で生まれ育ち、地元から出たことがなかったという。「JCを通じて市全体、神奈川県、日本の将来について考える広い視野を養うことができた」
○…妻、長男の3人家族。熱烈な川崎フロンターレファンでかつてはホーム、アウェー全試合に足を運び、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では海外まで応援に足を運んだ。「JCとしてフロンターレと共に、市の魅力向上に取り組めるのも嬉しい」と語った。
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4月19日