多摩区版 掲載号:2019年3月29日号 エリアトップへ

多摩警察署の署長に今月就任した 加藤 和男さん 多摩区在住 54歳

掲載号:2019年3月29日号

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ファン増やす指揮官に

 ○…「1日1人、警察のファンをつくろうよ」。多摩署の署長に就き、223人の署員に呼びかけた。「まちの人と同じような感覚で働くこと。一人ひとりが取り組めば地域で仕事がしやすくなり、治安も良くなる」。その一つとして、警察官が巡回した地域の家々に投函する「パトロールカード」の徹底も促す。「心配事がある人や被害にあった人に安心してもらいたい。警察への理解が深まれば」

 ○…県警に勤め36年。新人時代は川崎区の京町通交番に3年間勤し、薬物の取り締まりなど多岐にわたる対応に追われた。「忙しくて夜寝られないことも。最初に経験できてよかった」。以降は三崎や相模原、本部の交通機動隊などで経験を積んだ。前部署は東名高速道路沿い、宮前区にある高速道路管理室。管理官としてNEXCO中日本との連絡調整役を担い、催しの企画や防災訓練にも尽力した。今回が21回目の異動。「住民の皆さんが協力的。まちを愛していると感じる」と印象を語る。

 ○…横浜市磯子区出身。高校時代は土木工事や弁当販売、ファストフード店などアルバイトに明け暮れた。「かわいがってもらえて、働くのは面白かった」と懐かしむ。警察官を志したきっかけは、4つ年上の兄の存在。「兄も警察官。やりがいがあるといつも言っていた」。そんな兄は現在、千葉県で警察署長を務める同じ立場だ。「子どものころはけんかした記憶しかないけれど、今は信頼のおける人」と慕う。

 ○…20年前、交通事故で義父を亡くした。車道を横断中の事故だった。高速道路管理室に勤務していたころ、東名で起きたあおり運転の事故も忘れられない。「交通事故は加害者と被害者、両方の家族が悲しむ。防げることなら防ぎたい」。その思いを、安全なまちづくりに向ける。

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