川崎市の伝統野菜「のらぼう菜」の生産を活発化させようと、明治大学農学部の野菜園芸学研究室(元木悟准教授)が3月28日、生田キャンパスでセミナーを開いた。
2015年度から3年間、川崎市と神奈川県との共同研究に取り組み、昨年3月には栽培マニュアルを発行した同研究室。生育の特徴や栽培技術などについて、菅のらぼう保存会の高橋孝次会長に学び、5年以上にわたり研究を続けている助手の柘植一希さん(26)が成果を発表した。
収穫期は2月から4月ごろで栄養価が高く、害虫がつきにくいという。「市内で品質を均一化させるために、系統や栽培のばらつきをなくすのが課題」と柘植さん。「側枝の『切り戻し』という、太い花茎を収穫するための技術が難しいとされる。数値や図で『見える化』して、解説できるようにしたい」と展望を語った。
のらぼう菜の普及に取り組む市民団体「かわさき“のらぼう”プロジェクト」の清水まゆみさんは「高橋会長が60年以上作り続けてきた、おいしくて子どもも好きなのらぼう菜を、次代に引き継いでいきたい」と話した。
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