参議院議員選挙の投開票が7月21日に行われ、4議席を14人が争った神奈川選挙区は、自民党の島村大氏(58)が約91万7千票でトップ当選。以下、立憲民主党の牧山弘惠氏(54)、公明党の佐々木さやか氏(38)、日本維新の会の松沢成文氏(61)が当選し、現職4人が議席を守った。多摩区でも島村氏がトップで、約1万9千票を獲得した。
島村氏は21日午後8時過ぎ、早々に当確が報じられると、横浜市中区の選挙事務所で「社会保障制度の改革はライフワークで、公約として有権者一人ひとりに説明してきた。自民党のど真ん中で、与党の中で引き続き仕事をし、選んでよかったと思っていただけるような仕事をしたい」と抱負を述べた。
6年前の前回は、民主党で4位当選だった牧山氏。「2期12年間の実績と経験をもとに、3期目も精いっぱい皆様のために働かせていただくことを誓います」とした。佐々木氏は「生活者の目線で、一人ひとりの声に耳を傾けた」と振り返った。前回2位当選だった松沢氏は今回、公示直前に希望の党を離れ、日本維新の会入り。「大変厳しい選挙戦だった。心から神奈川県民に感謝したい」と語った。
県全体の投票率は48・73%で前回を6・73ポイント下回った。また、多摩区の投票率は49・92%で前回比6・19ポイント減だった。
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