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県タクシー協会川崎支部 NPO協力で障害者支援 UD車両普及を後押し

社会

掲載号:2019年8月2日号

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「UD車普及の一助に」と関支部長
「UD車普及の一助に」と関支部長

 身体、知的などの障害のある人が付き添いなしでも外出できるよう、神奈川県タクシー協会川崎支部は市内NPOの協力で配車での受け入れを6月から開始。支部ではUD(ユニバーサルデザイン)タクシーの普及を進めており、車両活用の一手として障害者支援サービスを導入していく。

 同支部と幸区のNPO法人「はたらくらす」が今回始めたのは、障害者の移動支援サービス「かれんタクシー」。乗車を希望する車いす利用者や知的障害者らについて、同NPOが障害の度合いや乗降車時に必要な支援を事前に把握し、タクシー会社を選定。事業者と利用希望者が面談し、双方が合意した上で配車サービスを受けることができる。

 「UDタクシー」は通常運賃での営業に加え、車いす利用者の乗降等も可能な次世代車両。来年の東京五輪・パラリンピック開催を前に国が普及を進めている。川崎市では1999年に県内初のUDタクシーを導入。同支部では、市内を走る加盟タクシーの1割超、140台以上が今年度中にUD仕様になる見込みだ。今回の支援サービスは同車両活用策の一つとなる。

当事者 相互理解へ

 川崎支部加盟25社では、サービスの受け入れ体制を調整中。現時点では身体障害のある高津区の1世帯が試行的に利用登録するにとどまり、体制が整い次第サービスの周知を強化したいとしている。横浜市内で同様のサービスを行うNPO法人の理事長は「当事者同士の面談は両者にとって不安なこと。仕組みを知ってもらい、勉強会や試乗体験で互いに理解を深めるべき」と話す。

 県によると、県内の移動が困難な要介護認定者や身体障害者手帳交付者、知的障害者は80万4926人(2017年度)で、増加傾向にある。同支部長の川崎タクシーグループ・関進社長は「誰でも安全・安心に外出できる社会を目指し、実績のある事業者が支援していく必要がある。障害者のほか高齢者や子育て世代の支援も考えていきたい」と話している。

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