バスケットボール男子B1の川崎ブレイブサンダース(BT)は8月29日に会見を開き、来季に向けた事業戦略を発表。東芝からディー・エヌ・エー(DeNA)に運営権が承継された昨年7月から1年間を振り返り、4季目を迎えるBリーグの初制覇に向け、決意を新たにした。
川崎BTは昨季のホームゲーム30試合の平均入場者数が3701人で、前年比約121%に達した。元沢伸夫社長(42)は来季のテーマに「攻」を挙げ、「前年のよかったことを踏まえながら、チームも事業も徹底的に攻める」と宣言。事業戦略として、駅装飾やオリジナルフードの充実、ホーム戦のチケット売上増に向けた企画席の強化を掲げた。
チーム編成では、ウルグアイ出身のマティアス・カルファニ選手(27)と米国出身のジョーダン・ヒース選手(28)が新加入。攻守でチーム力の底上げを狙う。就任1季目の佐藤賢次ヘッドコーチ(39)は「移籍メンバーが加わり、競争意識が高まっている。伝統のディフェンスを軸に、コミュニケーションを活発化させる」と意気込みを語った。
開幕節は横浜アリーナで10月3日、とどろきアリーナで6日、宇都宮ブレックスと戦う。
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