多摩区版 掲載号:2019年9月20日号 エリアトップへ

辺野古の基地建設に対し、川崎から声を挙げようと市民団体を発足させた 海法 潤二さん 菅馬場在住 71歳

掲載号:2019年9月20日号

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やれること、やり切る

 ○…「どうでもいい命なんて一つもない。人も動物も、かろうじて生きているんだから」。沖縄県名護市辺野古の基地建設に伴う埋め立てに、7割超が反対を示した今年2月の県民投票。民意を尊重し話し合いによる解決を求めようと、市民団体「川崎から声を挙げる会」を先月結成した。12月の市議会への請願を目指し学習会を開くなど、地道に運動を続けている。

 ○…4年ほど前に初めて沖縄を訪れ、普天間基地周辺に響くごう音や独特の雰囲気にショックを受けた。「自分の体に刻もう」と何度も足を運ぶうち、やがて近い存在に。「多摩区で静かに暮らしている自分が申し訳なくなってきた」。40年以上前、横浜市の住宅街に米軍機が墜落し死傷者を出した事件にも思いをはせる。「足元を見てもっと勉強して、沖縄に向き合わなきゃ」

 ○…出身は幸区。大学卒業後は清掃業務やレストランのポーター、地下鉄建設など多分野の仕事に就く傍ら、夜間の短大を経て30歳ごろ東京都の小学校教員に。児童養護施設がある学校では、授業を受けたくない児童数人が集結。「5、6年生が低学年のうちのクラスに来ちゃって。居心地がよかったせいかな」。自宅には外国人留学生をホームステイに受け入れ、定年退職後は20歳になった教え子30人近くを招くなど多世代交流は活発だ。中部児童相談所(高津区)に縁があったのを機に、当時小1だった少年の里親を引き受けて約8年。妻と3人で暮らす。

 ○…「里子は18歳で公的な支援が打ち切られる。大きくなったら可愛がってもらいたい」。あいさつやマナーなど基本的なしつけは、自分の息子のときより熱が入る。退職後は3食全て手料理で、カレーは数種類を作り分ける腕前だ。「リラックスの秘訣は食事」。人に寄り添い、信念を貫き続ける。

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