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多摩区版 公開:2019年11月1日 エリアトップへ

20周年を迎えた川崎市岡本太郎美術館の館長を務める 北條 秀衛さん 麻生区在住 73歳

公開:2019年11月1日

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変わりゆく文化、みつめて

 ○…「平成の30年間を歩み続けたのが岡本太郎美術館」。川崎市市民ミュージアムで平成元年から、岡本氏と母・かの子、父・一平にまつわる展覧会が立て続けに開かれたことを振り返る。平成3年、作品寄贈の話が出たときは市文化課の職員。そこから美術館開館まで、建設計画や近隣住民との話し合いに刻苦した。館長として同館に戻り7年。「緑の中の美術館を評価してくれる人が増えている。今見ても新しく、現代的」と見つめ直す。

 ○…幼少期から川崎駅近くに住み、工場や繁華街が栄える戦後のまちを見て育った。川崎市に入庁し、最初の職場は現・多摩市民館にあたる稲田公民館。踊りや唄、身近な市民の文化活動に触れた。20年以上は文化の仕事に携わり、市教育長や川崎市文化財団理事長も歴任。ミューザ川崎や市アートセンターなど新たな文化施設の創設に尽力し、かわさきジャズやしんゆり芸術祭といった催しの立ち上げにも携わった。「市民文化は昔から発達している。多様な文化が融合し、新たな都市文化が見え始めている」

 ○…現在は美術館のほか、アドバイザーとして昭和音楽大学(麻生区)にも在籍。週末には、展覧会や音楽イベントに年間100本以上足を運ぶ。「映画もよく見る。比較すると違いが分かって面白い」。長年の趣味は農業と手打ちうどん。うどん作りは小学校や市民講座で指導するなど、語り始めると止まらない。

 ○…生前の岡本氏とは数回話したことがある。「大らかな人。小柄だけど偉大なオーラがあった」。「本職は人間だ」というほど多才な岡本氏に、多くの人が尊敬のまなざしを向けていたという。「太郎さんは今も進化しつつ、周りを巻き込む。令和も岡本太郎は時代とともに走り続ける」。美術館の使命に思いを巡らす。

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