市内の社寺や団体、施設などから推薦を受けて選定される「第2回地域文化財」がこのほど決定し、市は11月26日に公表。多摩区内からは12件が選ばれた。
貴重な文化財を記録し、まちの発展に役立てようと2017年に創設された「川崎市地域文化財顕彰制度」に基づき、今年4月から6月までの推薦期間を経て決定。第1回(昨年度)の63件に続いて新たに68件が追加され、計131件が地域文化財となった。
区内では、第1回でも複数の所有物が選ばれた堰稲荷神社と中野島稲荷神社から、鳥居や社殿、社祠、記念碑など10件が認定。無形民俗文化財では「登戸台和地区の歳の神」、記念物(地質鉱物関係)としては「五反田川の甌穴(おうけつ)郡」が選ばれた。
歴史語る五反田川
生田駅の南口バスロータリー近くで見られる「五反田川の甌穴郡」。ポットホールとも呼ばれる甌穴は、硬い岩盤の弱い部分のくぼみに小さな砂や小石が入り、水流の回転作用で穴が拡大したものだという。特に急流の川で、何百年もの年月を経てできるため、五反田川の歴史を感じ取ることができる。
同地区では昨年度、「五反田節」が地域文化財に選定。甌穴郡の文化財登録を望んでいた五反田自治会の吉田輝久会長は「神社や自治会以外に『五反田』の名前が残っているものは少ない。これを機に、鎌倉時代から流れる五反田川に興味を持ってもらい、学校の教材にもなったらうれしい」と話していた。
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