多摩区版 掲載号:2019年12月20日号 エリアトップへ

栗谷在住山口醇さん 「偶然」が生む新説 2つの発見 文化財に

文化

掲載号:2019年12月20日号

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 尽きない好奇心で郷土史や地名の研究を続ける栗谷在住の山口醇(あつし)さん(85)。市が昨年度から選定している「地域文化財」において、山口さんの2つの発見が文化財登録に貢献していた。

須賀神社の算額

 2009年3月、栗谷の須賀神社で夜桜を鑑賞していたとき。同神社の祖師堂で「算額」を発見した。算額とは額や絵馬に和算の問題や解法を記して、神仏に捧げたもの。趣意書きを手掛かりに調査したところ、文政6(1823)年に金城山人こと黒田玄鶴が掲額したものだと判明した。「誰も算額の存在を知らなかった。一般公開はしていないが県内で最古級、現存する市内唯一」。自ら推薦し、第1回地域文化財に選ばれた。

五反田川の甌穴(おうけつ)群

 12年8月、自宅から生田駅への途上、「いつの日か、五反田川の川底の形状を探ろう」とふと考えたという。図らずも一時的に豪雨があり、川のゴミが一掃。帰宅時、川底の岩盤が自然の力で削られてできる「甌穴」を見つけた。「元々何かあると思っていた。甌穴は教科書で見たことがあって」。すぐに事実を市教育委員会へ報告。その後、専門家による調査結果が「川崎市文化財調査集録49」にまとめられた。先月、地元の五反田自治会の推薦で第2回地域文化財に決定した。

 山口さんは4年ほど前まで稲田郷土史会に所属。「登戸」の語源再考や、東條英機首相が陸軍登戸研究所を視察した日の特定、「フジ(富士)」の新語源など幅広く新説を唱えてきた。これらの発見について「セレンディピティが作用した」と山口さん。それは、掘り出し物を偶然に見つけること。その偶然を引き寄せるのは、「疑問の解決を、絶えず志向する意欲と行動」だ。

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