川崎市教育委員会研究推進校として、2年にわたってキャリア教育等に取り組んできた市立南生田中学校(網屋直昭校長)。1月27日には市立中学校の教員や関係者らが集まる研究報告会が行われ、各クラスの授業が公開された。
同校では昨年12月、環境や人権尊重、平和、地域等を課題に校外講師を招いた15のキャリア講座を開講。生徒がそれぞれの講座で学んだ内容を、今回の公開授業内で共有した。授業課題は「持続可能な社会の構築のために、これからの自己の生き方を考えよう」。国連が掲げる「SDGs」の項目と関連付け、生徒は「困っている人に声をかける」「無駄な包装を断る」など、今後取り組む行動を思い描いた。
同校は「キャリア在り方生き方教育」という視点で、昨年度からキャリア講座を2回行ったほか、講演会や地域交流学習を実施。2回の講座で講師を務めた登戸研究所保存の会の森田忠正さんは「研究所の見学とは違い、教室内でグループ活動が活発。平和の大切さを知ってもらえる機会になりうれしい」と話す。
公開授業後は市内の教員同士の意見交換も。網屋校長は「キャリア教育とSDGsはつながる部分があり、一緒に考えられる。地域の皆さんの協力を得ながら来年度も続けたい」と話している。
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