新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、多摩区内でも施設の利用縮小やイベント自粛が先月末から続いている。多くは「3月15日まで」としているものの、その後も状況に応じた対処が求められそうだ。
市立多摩図書館は3月2日から、一部のサービスを制限。対象は「館内に一定時間とどまることを前提としたサービス」で、閲覧席利用や新聞・最新号雑誌の閲覧などを休止している。市立図書館は全て同様の対応。多摩図書館の職員は「新聞などは特に利用者が多く、残念に思う人も。安全面を考慮してやむをえないが、申し訳ない」と思いを話す。
生田緑地内の日本民家園と岡本太郎美術館、宙と緑の科学館では、15日までのイベントを全て中止に。プラネタリウムについては、1回の定員を通常の半数にあたる100人(一般・子ども向け投影)にし、座席の間隔をあけて座るよう呼びかけている。
臨時休館の対応を取ったのは、宿河原の二ヶ領せせらぎ館や明治大学平和教育登戸研究所資料館。稲城市と多摩区にまたがる遊園地「よみうりランド」も15日までの休園を発表。同園で14日に新オープンする予定だった植物園「HANA・BIYORI」は、19日に延期して開園する。
このほか、川崎市緑化センターは、15日までの講習会を取りやめに。多摩スポーツセンターは温水プールやトレーニング室、スポーツ教室等の施設利用を中止し、この影響によるキャンセル料は発生しないとした。
イベントでは8日の「多摩区スポーツフェスタ」、14日と15日の「たま学びのフェア」などが中止を発表している。(3月3日起稿)
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