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「向ヶ丘遊園の緑を守り、市民いこいの場を求める会」の事務局長を務める 松岡 嘉代子さん 東生田在住 72歳

掲載号:2020年3月6日号

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共に育む「遊園」愛

 ○…向ヶ丘遊園の閉園を知った2001年秋、「黙って見過ごしたら一生後悔する」と決意。友人らに声をかけ、閉園直前の翌年2月に通称「向ヶ丘遊園の会」を結成し、事務局長として活動を18年間続けてきた。「愛着あるこの土地を、少しでもいいものにしたい」。その一心で、小田急電鉄が手がける跡地利用計画に寄り添い、署名運動や勉強会、全国各地の施設視察に奔走。小田急、川崎市と協力し、憩いの場づくりを進める。

 ○…計画地の南西、生田緑地ばら苑に隣接する東生田で生まれ育った。

物心ついたころから「生活に密着した施設」。家族三世代で遊園を訪れ、花見や散策を楽しむのが習慣に。プールがなかった市立向丘小学校時代は、遊園に通い水泳授業を受けた。大学進学を機に京都で20年間暮らし、結婚と出産を経て地元に帰ってきた。「緑と畑がなくなって住宅が増えていたけど、生田緑地と遊園が残ってたのはうれしかった」と振り返る。

 ○…市民運動もパソコン操作も未経験の中、共同代表の薬袋奈美子さんらの助力で事務局を運営。跡地保全の署名運動は、1年で約5万5千筆を集めて市に提出した。小田急担当者も、嫌な顔せず面会に応じてくれたという。「活動目的は反対運動ではなく合意形成運動。一緒に考え、どうやっていい場所をつくるか」。40人ほどで始動した会員も、ばら苑を市が購入するなど活動がピークの04年には800人規模に。賛同団体は40から110まで伸ばした。

 ○…会の活動は「皆さんの厚い支援のおかげで成果も出て、楽しかった」。4年後を予定している新施設完成に思いをはせ、「素敵なカフェでコーヒーを飲んで、キャンプして夜は星空を眺めたり。孫と温泉に入りたい」。夢を膨らませる。

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