昨秋の台風19号の浸水被害に関わる市民意見募集の結果がまとまり、川崎市全域で計158件、多摩区からは最多の98件が寄せられた。市の関係部局による4月8日の第4回検証委員会で明らかになった。
意見募集は先月13日に行われた第3回検証委員会の中間とりまとめなどに対し、18日から27日まで受付。提出件数は多摩区に次いで中原区31件、高津区11件だった。
今月8日の検証委員会で市は、三沢川周辺の浸水被害に言及。早期に状況把握ができず住民への注意喚起に至らなかった点、三沢川水門の閉鎖や水位情報が住民に伝えられていなかった点など、情報収集と伝達に課題があるとした。一方、浸水原因については国や県、稲城市との調整項目があることに触れ、稲城市や川崎市などが管理する大丸用水の検証には至らず、協議中にとどめた。
検証委員会を傍聴した三沢川周辺の住民グループ「水害から菅稲田堤を守る会」の河原典子さんは「多摩区の市民意見に対して、具体的に安心できる短期対策までに至らない最終の検証委員会になった」と指摘。「損害賠償責任におよばないように浸水原因究明を避ける結果となり、悲しみ、怒り、虚しさ、不信が残る客観性に欠く検証だった」と話した。
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