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【Web限定記事】 音響彫刻 バーチャルで 岡本太郎美術館

文化

掲載号:2020年5月15日号

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企画展示室の3Dビュー((C)VR革新機構 提供:川崎市岡本太郎美術館)
企画展示室の3Dビュー((C)VR革新機構 提供:川崎市岡本太郎美術館)

 臨時休館が続く岡本太郎美術館(枡形)が5月8日から、オンラインで展示を楽しむことができる「バーチャルミュージアム」を同館ウェブサイトで公開している。パソコンやスマートフォンから、3DビューやVR(バーチャルリアリティ)映像を見ることができる。

 同館では、企画展「音と造形のレゾナンス―バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振」を先月25日から開催する予定だったが、臨時休館のため開幕が未定に。外出自粛が長引く中、自宅にいながらも同展を楽しんでもらおうと、同館初の試みとしてウェブ上での公開に踏み切った。映像は、ボランティアで休館施設を支援する一般社団法人VR革新機構の協力のもと作成。企画展示室のほか、常設展示室やエントランスの映像で、視点を360度変えながら歩く感覚を味わえる。

 今回の企画展は「音響彫刻」という造形の美しさを兼ね備えた楽器が主役。担当学芸員の大杉浩司さんは「バシェが楽譜を読めない人でも自由に演奏することができるようにつくった作品。岡本太郎の『芸術が大衆のものであり、全ての人が共有するべきもの』という理念と同じものだったという点で、2人のコラボレーションを試みた」と説明する。ウェブサイトでは、会場で流す予定だったAIによる自動演奏や、打楽器奏者の永田砂知子さんの演奏も配信。大杉さんは「美術館として市民の皆さんにできることはないか、自粛の続く暗いときにこそ、芸術の力によって心のゆとりを取り戻してもらいたいと考えた」と思いを話す。

 同館ではこのほか、家の中でできるぬり絵やワークショップを紹介する「どこでもTAROアトリエ」も公開中。詳細は同館サイト(https://www.taromuseum.jp/)。

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