多摩区子ども会連合会の会長を務める 大津 博之さん 宿河原在住 62歳
故郷から 多様な体験を
○…多摩区の50近い子ども会を率いる立場として5年目。新型コロナの影響は子ども会にも押し寄せ、3月ごろから恒例行事ができなくなった。「今は書道や絵画の作品応募を呼びかけたり。中止になった大会を別の形で行おうとする動きもある」と前に進む。生活が変わった子どもたちの健康を考え、夏のラジオ体操を少人数でもやろうという声も。役員や各委員会、育成会、それぞれが子どもたちを思う。
○…宿河原で生まれ育った。少年時代は長尾の山、多摩川が遊び場。子ども会では、稲田部会の相撲大会や運動会を楽しんだ。「当時は稲田小の中庭に土俵があった」と懐かしむ。地元で建設業を営む父親と同じ道に進み、都内に事務所を開設。地域のことは見向きもしなかったが、人生の転換点は1996年。母親が倒れ、家業を継ぐことを決めると、PTAに消防団、子ども会と一気に入り込んだ。「三冠王と言われた。忙しかったが若かったから何とでもなった」とほほ笑む。
○…稲田小が50周年のころ、PTA会長を経て稲田部会会長に。「稲田部会は70周年。市内でも歴史が古い」。20年前に埋めたタイムカプセルを秋に掘り起こす予定だが、感染予防の観点から状況をうかがう。現在は3人の子に、小学生の孫が2人。孫は自身と同じく絵が好きといい、「いつも賞をもらっている」と目尻を下げる。
○…子ども会の合併や解散も少なくない昨今。行事ではまめにカメラを構える。「写真で見せたほうが興味を持ってもらえるから」と、アルバム作りも欠かさない。最近気になるのは、塾や習い事に熱心な親が多いこと。「小学生のうちは幅広い体験をしてほしい。それが僕らの役割」。子どもたちのふるさとで、健やかな未来を願う。
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4月19日