「わけがありますくプロジェクト」でイラストやウェブ制作を手がける 渡邉 和子さん 長沢在住 51歳
秘めた楽しさ、動物に込め
○…疾患などでマスクをつけられない人のための意思表示バッジやカードを配布するプロジェクトに、イラストレーターとして先月から参加。メッセージに柔らかさが加わるようバッジ等に添えられた、犬のキャラクターを描いた。「事情のある方々に、身につけたいって思ってもらえるようなデザインにしたかった」。周囲からの視線を受け、つらい思いをしている人たちに寄り添う。
○…「手元に残る商品にイラストを描きたい」と、20年ほど前に独立した。上野動物園や多摩動物園で販売されている商品の絵を手がけて約15年。子ども向け教材などでも動物を描く。「生態としての形を守りながらかわいさを追求し、どのようにデフォルメ(意図的に変形)するかが面白いところ」。昔、友人の子どもにサンプルで作った食器を贈ると、大きくなってからも使い続けてくれたことを知った。「『これが好き』という気持ちと一緒に、ずっと手元に置いてくれた」と喜びを口にする。
○…両親は獣医学の研究職。小学生のころから「ベルサイユのばら」など漫画好きでよく模写していた。ほぼ独自に絵を続け、美術大学ではグラフィックデザインを専攻。課題で動物を描き、教員に薦められた本がきっかけで動物のデフォルメにのめり込んだ。「本来の大きさや特徴、骨格は変えずにかわいく描く。動物が持っている形の面白さを楽しんでもらえれば」。イラストに込める思いを語る。
○…南生田から長沢へと、多摩区に住んで20年あまり。散歩コースは生田緑地で、草花の写真を撮って描くのが好き。ばら苑や岡本太郎美術館にも足を運ぶ。「身近な人の声を聞いて絵を描き、商品やポスターができたらうれしい」。地域を見つめ、描き続ける。
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4月19日