国際ソロプチミスト川崎-百合の会長に先月就いた 渡邉 晏規さん(本名:渡邉あつ美) 市内在勤 62歳
つながるご縁が原動力
○…女性と女児を支援する社会奉仕団体として、市内北部を中心に活動する「川崎―百合」。入会から約10年、会長職の抜擢に「会員の皆さんに支えてもらっている。会に新しい風を吹かすことも期待されているかも」と気を引き締める。就任早々活動は例年通りとはいかないが、「女性専用シェルターへの食糧寄付や古切手の回収といった地道な活動を、絶えず続けていきたい」。
○…世田谷区で育ち、今も暮らす。ガールスカウトの経験があり、「大人になっても奉仕活動をしたい」と思っていた。同会にはロータリアンだった父がきっかけで入会。数年前、「国際女性デー」にあわせて新百合ヶ丘駅前で行った広報活動で、多くの若い世代がチラシを受け取ってくれたことが印象に残る。「若いうちから意識をもってもらえることが嬉しい」。同時に、子育て経験からも、若い母親の支援に関心も向ける。「虐待のニュースが多いが、誰に助けを求めていいか分からない人は多い。子育て経験者がもう少し力になれれば変わっていくのでは」
○…20年前から高津区でプロモーションメイキングのサロンを経営。幼少期は人と接して何かするのは苦手だったが、「仕事を始めて自分も変わったと思う。誰かをサポートする、この仕事が好き」と一層いきいきとした語り口に。リフレッシュは車の運転。母がいる熱海まで行き温泉に浸かるのが至福のときだ。
○…いつも大切にするのは「ご縁を大事に」。「人と人とのつながりが生きていく一番の術」と言い切る。会長としてのソロプチミスト活動は、予期しないスタートとなったが「会員の増強と地域の皆さんに浸透していくアピールを柱に、1年楽しく活動したい」とにこやかに語る。
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4月19日