川崎市防犯協会連合会(笠原勝利会長)はこのほど、犯罪の防止や青少年の健全育成に貢献する防犯功労者を表彰。多摩区内では、生田地区青少年指導員会(横山輝行会長)と、菅町会補導委員会(幅崎唯之委員長)の2団体に感謝状が贈られた。多摩防犯協会の末吉一夫会長は「いろいろな形で防犯に対する力添えをしていただき、多摩区の安全が守られている」と敬意を表す。
生田地区青少年指導員会には32人が所属。班ごとに通学路や公園、暗がりなど、コースを決めてパトロールを行う。昨年度は登戸新町の事件をきっかけに、区全体で見回り回数が増加。一方、今年度は新型コロナウイルスの影響で活動が休止していたが、今月からパトロールを再開し始めている。
子どもの健全育成として、小中学生が参加するミュージックフェスタや、スポーツ活動振興会と連携した活動にも尽力。今年は軒並み中止だが、横山会長は「子どもたちと接する機会は大切。パトロール時にのぼり旗を使うなど、もっと認知度を上げていけたら」と思いを話す。
菅町会の補導委員会は70代を中心に9人で活動。3班に分かれ、月1回のパトロールを続けるほか、町内の催しでも見回りを行う。委員の西村勇さんをはじめ、メンバーの多くは町会の防犯部を経験。副委員長の野口孝雄さんは「小学校の緑のおじさん(スクールガード)としても活動している」と、多角的に子どもたちを見守る。
元々は中高生の補導を目的とする同委員会だが、非行が減ったことで役割も変わってきている。幅崎委員長は「菅のまちは事件が少ないが、今後もさらにパトロールを充実させていきたい」と先を見据える。
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