高校ダンス部の甲子園「ダンススタジアム」と称される、第13回「日本高校ダンス部選手権」全国大会のスモールクラスで今月18日、南生田の県立百合丘高校が準優勝に輝いた。コロナ下で試行錯誤を重ね、出場メンバー10人が3年生最後の夏に花を添えた。
同大会は2人〜12人のスモールクラスと13人〜40人のビッグクラスがあり、ダンスの種類は自由。7地域での予選会を経て、パシフィコ横浜・国立大ホールで全国大会が行われている。部員71人を擁する百合丘は今夏、17人で挑んだビッグクラスの予選突破は逃したが、スモールで予選ブロック22校の頂点に立ち、全国行きを決めた。
今大会のスモールクラスは164校が参加し、35校が全国に進出。百合丘の作品テーマは「困難を乗り越え、前向きに変化していくサラリーマン」。自分たちの境遇をダンスに重ね、フリースタイルで約2分20秒の演技を披露した。
コロナの影響で3月から6月にかけて全体練習ができない中、チームリーダーの戸田澪里(みおり)さん(3年)は振り付けの動画を作り、SNSのLINE(ライン)で共有。個別練習を後押しした。「活動時間や内容が限られる中、いつも以上に先生や保護者、部員のみんなが協力してくれた。気持ちを一つにして獲れた準優勝」と感謝を表す。共に舞台に立った部長の猪爪(いのつめ)こはるさん(2年)は「リーダーが引っ張ってくれてここまで来られた。百合丘の伝統を引き継ぎ、来年は優勝したい」と笑顔を見せる。
部活動が本格始動したのは7月中旬。このころ予選の関東・甲信越大会がビデオ審査に変わると発表され、締切まで2週間あまりという中、作品を仕上げた。顧問3年目の蓑毛(みのも)なつみ教諭(26)は「(県の指針で)大会に出られるか不透明な中で主体的に準備を進め、自分たちの作品で結果が残せたことはよかった」と手応えを語った。
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