登戸の川崎新田ボクシングジム(新田渉世会長)は所属選手たちを「かわさき拳闘人」と名付け、川崎から世界を元気にするプロジェクトを今月開始した。地域に密着し、ボクシングで川崎を盛り上げようと、地元商店へのポスター掲示やテーマソングの活用など新たな仕掛けを試みる。
コロナ禍でジムの活動や興行が制限される中、困難に打ち勝つメッセージを多摩区内外に発信しようと企画。新田会長は「ご当地アイドルのように、選手に川崎ゆかりのユニット名を背負ってもらう。活躍することで、ボクシングの普及にもつなげたい」と意気込む。
テーマソング「拳闘人」は、新田会長とサウンドネットオフィス(東生田)の秋山博士社長の共同企画で制作。同社所属アーティストの奥村慎也さんが作詞・作曲を手がけ、女性歌手がボーカルを務める。今後、興行等で楽曲を使う予定だ。
11月13日に防衛戦を控える日本女子フェザー級王者の三好喜美佳選手(36)は「試合を観て元気や勇気を与えられたら」と思いを話す。堰出身で東洋太平洋スーパーバンタム級シルバー王者の古橋岳也選手(33)は「ずっと過ごしてきて愛着のある地元を盛り上げたい」と笑顔に。11月13日にデビュー戦を予定する、中野島在住の白崎隼樹選手(27)は「このような状況で試合ができることに感謝。結果を出して『拳闘人』を広めたい」と力を込めた。
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