生田緑地ばら苑(長尾)の秋の一般開放が、今月15日に始まった。春の中止を経て、約2900株の香り高いバラが1年ぶりに来園者を迎えている。近隣住民にとっても待ちに待った開苑だが、誰よりもこのときを切望していたのは、150人以上のボランティア会員だ。
年間を通じてバラの手入れを担うボランティアは、2017年に「ばら苑ボランティア会」として組織化。会員は20代から80代と幅広く、活動頻度も人それぞれ。今春は2カ月の自粛期間もあったが、秋に向けて開花の準備を続けてきた。
開苑前日の10月14日は、約30人の会員が集合。恒例のストレッチをした後、午前10時から正午まで除草作業に精を出した。開苑中も活動は行うが、感染対策のため制限があり、例年のガイドや講習会もない。2代目会長の前島誠一さん=人物風土記で紹介=は「早咲きや遅咲き、さまざまな種類の秋バラをゆっくり楽しんでもらえたら」と思いを話す。
一般開放は11月8日(日)まで。平日午前10時〜午後4時、土日9時開苑。無料、募金の協力を受け付けている。
多摩区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|