多摩区版 掲載号:2020年10月23日号 エリアトップへ

今春から「ばら苑ボランティア会」の会長を務める 前島 誠一さん 宮前区在住 69歳

掲載号:2020年10月23日号

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学びと共に 日々育む

 ○…生田緑地ばら苑でバラの育成管理を担うボランティアが組織化して4年目。150人以上が活動する中、今春から会長を引き継いだ。運営メンバーと共に市や同苑と連携をとる。春の開苑期はコロナ禍で約2カ月の活動休止。「丹精込めて育てたバラ。きれいに咲いていてもったいなかった」。例年は秋に向けて栄養を蓄えさせるため花を切るが、今年はいくつか花を残し「エンドレス剪定」に挑戦。開苑中の今、経過を見守る。

 ○…15年前、自宅でバラを育て始めた。知識を深めようと、8年ほど前に同苑で活動開始。「ボランティアも職員もベテランがいた。自分たちでしっかりと責任を持ってバラを扱う指導ができているのがここの良いところ」。学びを深め、広い庭がある家に移って6年。2人の孫も一緒に住む自宅で、数十本のバラを育てる。さらに、近所の公園でもバラの花壇を担当。「庭では水耕栽培を最近始めた。2年後にみんなに見せる予定」と表情を緩める。

 ○…埼玉県の農村に生まれ、自然の中で育った。理系大学を経て、川崎市立中学の理科の教師に。「高校教師を目指していたので化学が専門。そこから生物の勉強を始めた」。海水の水槽を設置したり、近隣農家に教わって野菜を育てたり、「時代ごとにいろんな子がいて楽しかった」と懐かしむ。実は、ばら苑園長は、初めて担任した生田中での「最初の教え子」。縁がつながる。

 ○…ここ数年、ボランティアは新しい会員が急増。「皆さん熱心。人が入れ替わり、過渡期にある」。向ヶ丘遊園跡地の開発の進行とともに、ばら苑の今後を考えるプロジェクトにも参加する。「自然の地形を生かしたばら苑。入ってきたときの一望できる景色が好き」と、未来を思う。
 

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