川崎市が建て替え事業を進める多摩区役所生田出張所の新庁舎に関して、住民向けの説明会が先月31日に開かれた。地域のコミュニティ拠点として期待される市民利用スペースについて、市が利用方法の案を提示。多様な使い方を望む市民目線の声が挙がった。
生田7丁目の生田出張所は2018年2月、着工に伴い仮庁舎(栗谷3丁目)へ移転。新築工事は順調に進み、計画どおり来年5月に完成、7月の利用開始を予定する。
「身近な地域のコミュニティ拠点」を目指す3階建ての新庁舎は、出張所機能に加え、多目的スペースや屋上のコミュニティ広場、生田交流センターなどの市民利用ススペースを整備。市民団体による大会議室の利用や、広場からつながる生田小学校下校庭の活用も想定する。
説明会には住民ら約20人が参加。各スペースの開所日時や対象者の案が示されたほか、新庁舎の完成イメージを再現した立体的な動画による解説があった。参加者は「大会議室を夜間や休日も使えるようにしてほしい」「市民が管理運営している他の施設も参考に」「広場は子どもたちのために安全に活用を」と要望。3年前の意見交換会に参加していたメンバーからは「地域に開かれた活用に感謝」「デザインが反映されていて喜んでいる」との声もあった。生田出張所の村田俊一所長=人物風土記で紹介=は「貴重なご意見。地域の皆さんがやりたい活動を実現できるよう、新しい発想を取り入れて進めていきたい」と展望を示した。
11月中 意見募集
生田出張所は今月2日、市民利用スペースについてのアンケートを開始。利用時間や目的、必要なルールなどの意見を11月末まで募る。同出張所仮庁舎や区役所1階、錦ヶ丘いこいの家に用紙を設置するほか、市サイトでも受け付ける。
今回の説明会に先駆け、先月27日には生田地区町会連合会役員向けの説明もあった。同町連の吉田輝久会長は「動画で内部までよくわかった。地域の皆さんに今まで以上に親しまれる出張所になることを楽しみにしている」と期待を寄せた。
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