神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2020年11月27日 エリアトップへ

小沢城址緑地保全 20年ぶり計画改定へ 「里山の会」意見交わし

社会

公開:2020年11月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
ナラ枯れの説明を聞く参加者
ナラ枯れの説明を聞く参加者

 多摩区の北西端、稲城市との市境に位置する「小沢城址特別緑地保全地区」。20年前、市民参画のもと川崎市が策定した「小沢城址の森づくり保全管理計画」の初の改定に向け、保全団体等との意見交換が進んでいる。

 約6・8ヘクタールの丘陵地に森林が広がる小沢城址は1983年、特別緑地保全地区に指定。自然調査や市民との話し合いを経て、2001年に保全管理計画が策定された。計画では人の利用と自然との共生を考慮し、【1】多様な生物が住める【2】人と自然がふれあえる【3】雑木林のサイクルを復活させる――森づくりを提言。同年に市民有志の「小沢城址里山の会」が発足し、植物の管理や遊歩道整備など幅広く活動を続けてきた。

市民と現地確認

 20年間の保全活動を踏まえ、より具体的に計画を見直そうと、今夏から改定に向け始動。9月に専門業者の現地調査が行われた。99年の調査時と同様にコナラを主体とした林が広く分布し、場所により竹林の拡大や抑制があることが分かった。

 市民の声を取り入れるため、市は意見交換の場を企画。11月18日、現地を歩くワークショップが開かれ、里山の会と近隣住民ら15人ほどが参加した。調査結果と照らし合わせつつ、植生保護中の箇所や、被害が拡大する「ナラ枯れ」の状況を確認した。

 山頂広場での意見交換会で、調査担当者は「人の利用が多い場所はおおむねよく管理されている。樹林の若返りのための対策が必要」と説明。参加者からは「最近の雨風で倒木が多く、防災の視点を取り入れたい」「子どもたちが楽しめる工夫を考えたらどうか」などの声があった。

 次回、12月の意見交換で市が計画案を示し、来年2月の完成を目指す。里山の会の島岡功会長=人物風土記で紹介=は「どう再生していくかが問題。生物多様性を考えた計画になることを期待する」と思いを話す。

【ナイスオン】【バンバン】

【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替

https://www.niceon-golf.jp/ http://www.prime777.co.jp/

<PR>

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

ツチノコの謎 映画で迫る

麻生区在住今井監督

ツチノコの謎 映画で迫る

目撃談追い続け5月公開 

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CFに初挑戦、資金募る

4月12日

ボトル販売、実現へ

かわさきそだちワイン特区

ボトル販売、実現へ

規制緩和 観光振興も期待

4月12日

水路に蓋 地域の願い実現

多摩区菅馬場

水路に蓋 地域の願い実現

危険な通学路、一部解消

4月5日

天井絵「雲龍図」5月に公開

麻生区黒川西光寺

天井絵「雲龍図」5月に公開

市制100周年事業に認定

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook