1月2日、3日の第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場する明治大学と専修大学。多摩区内に生田キャンパスを構える地元ゆかりの両大学を応援しようと、多摩区は区民からメッセージを募集し、それぞれに贈り届けた。12月23日には、荻原圭一区長(60)が大学ごとに監督らとオンラインで談話。地域への思いや本選への意気込みを聞いた。
多摩区が募る応援メッセージは、箱根駅伝出場大学への恒例企画。明治大学競走部、専修大学陸上競技部の特集コーナーを区役所1階に設け、12月4日から18日まで手書きで募集。ウェブでも11月から受け付け計263通が集まった。23日の対談は、明治大競走部・園原健弘監督(58)、専修大の長谷川淳監督(36)と主務の仲谷昂華(こうが)さん(4年)が参加した。
荻原区長は前回総合6位だった明治大との対談で「明大OBの川崎市職員の間では、72年ぶりの優勝を期待する声が多い」と激励。園原監督は「目標は総合3位。大学スローガンでもある『前へ』を胸に、本選で苦しい局面でも選手が挑戦する気持ちを出してほしい」と語気を強めた。荻原区長は法政大学4年のとき、箱根駅伝でメンバー入りした経験も。現役時代の2人の縁として、1982年の東京六大学対校陸上競技大会にお互い出場していたことも話題に上った。
専修大との対談では、選手たちが日頃から多摩川河川敷で練習することに触れ、「(生田キャンパスの)寮で暮らしている方たちは多摩区民だと思っている。多くの区民が応援している」と荻原区長。長谷川監督は総合15位を目標に、「地域の温かい声援があって日々練習できている。走ることで期待に応えたい。(感染対策で)現地ではできないが、テレビの前で応援していただければありがたい」と語った。
区内に立地する専修・明治・日本女子の3大学と区による「多摩区・3大学連携協議会」は、区役所前に両大学を応援する懸垂幕を掲示。登戸駅前の通路にはフラッグを設置し、盛り上げムードを後押しする。明治大競走部顧問で東生田に住む松本穣さん(76)は、今年の選手たちの好調ぶりを強調。「何としても第100回までに優勝を」と期待を込める。
両大学の意気込みと区民向けのメッセージを収めた動画はユーチューブの「多摩区チャンネル」で公開。区ウェブサイトからも視聴できる。
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