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多摩区のご近所活動 vol.3 日頃の絆 有事の力に 町内会・自治会の「防災」

掲載号:2021年1月8日号

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 令和元年東日本台風では、浸水など大きな被害に見舞われた多摩区。河川だけでなく、多摩丘陵には土砂災害警戒区域も多い。震災や風水害に備えるため、町内会・自治会では近隣住民が手を取り合い、各地域に合った防災に取り組んでいる。

登戸下河原町会

 小田急線沿い、登戸駅と向ヶ丘遊園駅の間に位置する会員約700世帯の登戸下河原町会。土地区画整理で拡張整備が予定されている「登戸3号街区公園」横に防災倉庫がある。中には災害時に必要な備品や非常食が揃う。年に1回の防災訓練では、起震車体験や消火訓練、炊き出しなどを実施。田嶋郁雄会長は「毎回、当日は町内を巡って参加を呼びかける。近隣町会から参加してくれる人もいる」と語る。

 昨春は隣接する登戸南町会、登戸南武町会と初めての合同訓練を予定していたが、コロナ下で中止。地域カフェなど他の取り組みも休止している中で、今後のやり方を模索する。田嶋会長は「合同訓練の必要性を感じている。いろいろな交流の場を大事にしないと」と先を見据える。

葉月町会

 南生田6丁目の葉月町会には、およそ280世帯が加入。例年冬に行う防災訓練では、煙体験や心肺蘇生法の確認をはじめ、町内の消火栓とホースを使った実践的な訓練が恒例だ。「昔造成された土地で道が狭く消防車が入りづらい。住民の初期消火が非常に重要」と倉本明会長。4年に1度は給水車を使った訓練も実施。今年度は、老朽化していた防災倉庫を長沢公園内に新設し、さらに防災力を高めている。

 今年で設立60周年を迎え、新たな住民や子どもも多い同町会。近隣5町会での健康体操や通学パトロール、年2回の健康講座などで、年間を通して住民同士が交流する。倉本会長は「地域で顔を合わせて、日頃から声をかけ合える状態であることが防災にもつながる」と思いを語った。

登戸下河原町会田嶋会長
登戸下河原町会田嶋会長
葉月町会倉本会長
葉月町会倉本会長

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