川崎市は、アルミ缶など資源物の持ち去りに対し罰則を含む方針案を策定。3月15日まで市民から意見を募っている。
市内では集積所に出された資源物の持ち去り行為が後を絶たず、騒音やごみの散乱などへの苦情が市役所等に寄せられている。持ち去られた資源物の額について、市は2018年度までの5年間で2億3千万円に上ると試算。一方、ホームレスにとってアルミ缶の収集が生活の糧になっている状況もあり、支援団体からは人権擁護を訴える声もあがっていた。
方針案では持ち去りを禁止し、違反した場合は罰則を設ける条例改正などを盛り込む。寄せられた意見は4月中にとりまとめ、9月以降に条例改正に向けて手続きを進める。意見は川崎市ウェブサイト「パブリックコメント専用ページ」から送信可。市環境局生活環境部収集計画課がファクス(【FAX】044・200・3923)でも受け付けている。
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