カワサキスイミングクラブ(高津区宇奈根)の水球チームが先月、第43回「全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会」(春JO)の水球競技・中学生の部で、22年ぶりの優勝を果たした。市立稲田中学校(宿河原)当時3年生の角野吾生君、2年生の杉山蓮樹君と濱田芥隆君、宍戸一真君の4人がチーム14人の一員として参戦。角野君と杉山君はベスト13(優秀選手)にも選ばれた。
千葉県で26日から30日に行われた同大会で、中学生の部はトーナメント戦に21チームが出場。カワサキスイミングクラブは3試合を勝ち抜いた後、準決勝ではPISCINA静岡に6-5で競り勝ち決勝へ。山口水球クラブを13―9で破った。
泳力向上で躍進
水球は1チーム7人がプール内のコートで得点を競うスポーツ。大会が少ない中、JOは各地のトップチームが目指す全国大会で、中学生の部はメイン競技の一つ。小学生の部で何度も優勝している同クラブは、中学生の部制覇を目標に掲げてきた。
カワサキスイミングクラブのプールは水深が浅めで、2メートルは必要とされる水球競技に適さないため、平日は同所で泳力を磨き、週末は遠征で実戦感覚を養ってきた。昨春以降はコロナの影響で練習試合もほとんどできず、JOも相次いで中止に。「このような状況でも、一人ひとりが水球を心から楽しみ、感謝の気持ちを忘れずに(JOで)優勝してくれたことを本当に誇りに思う」と、稲田中出身の加藤健太コーチ。「遠征に行けない分、泳ぎこみに力を入れたので、どの相手にも泳ぎ勝つこともできた」と分析する。
3年生6人のうち5人は水球部を新設した県立神奈川工業高校、稲田中の角野君は地元の県立多摩高校に進学した。
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