多摩区は、昨年度実施した区民意識アンケートの結果を先月公表。生活環境の満足度や市政・地域参加、区が推進する取り組みについて調査した。
防災に関連する内容では、家庭内で行っている取り組みとして「懐中電灯など停電に対する備え」が最も多く70・1%。2年前の前回調査に比べ19・8ポイント増加した。次いで、「衛生用品(マスク等)の用意」が5割に上った。災害の備えに関する効果的な情報提供手段を問う項目では、スマートフォンアプリが36・3%と最も多く、続いてSNS、区(市)ホームページと、アプリやウェブの活用が求められていることが分かった。一方、直近1年間の防災訓練や出前講座の参加有無については、「参加したことがない」が73・4%という結果だった。
町内会・自治会への加入状況では「加入している」が57・1%。年々減少傾向で、2014年度と比べると10・8ポイント減った。近所付き合いの程度では「あいさつをする程度」が最多で35・4%。「ほとんど付き合いがない」は15・8%で、18年度の13・6%、16年度の9・4%から増加傾向にある。
今回は、感染症対策についての項目も。「市(区)が優先して取り組むべき感染症対策」の設問では、「医療機関など民間組織や機関との連携調整」が最多の7割に上った。
同アンケートは18歳以上の2000人を対象に昨年10月から11月にかけて実施。無作為の郵送による配布回収で、有効回答数は1045人だった。報告書は区サイトへ。
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