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長尾台バスあじさい号 住民の心、支援広告に 高橋商事へ感謝 69万円超

コミュニティ経済

掲載号:2021年4月16日号

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支援広告を囲む協議会メンバーや支援者ら=今月9日、妙楽寺
支援広告を囲む協議会メンバーや支援者ら=今月9日、妙楽寺

 多摩区長尾台地区を走るコミュニティバス「あじさい号」を運行する高橋商事(菅野戸呂・高橋弘和社長)を支援しようと、利用者らによる地元2団体が昨年、支援広告を企画。地区内外の個人や企業から総額69万7千円が集まり、バス1台の車体2カ所と車内に先月、広告が設置された。

 企画したのは長尾台コミュニティバス利用者協議会(権平豊会長)と五地区コミュニティバス利用者協議会(井上皆子会長)。あじさい号の乗客数は、コロナの影響で昨年4月から5月は月間目標7440人の約4割まで減少。土曜のみ一時運休した5月2日から6月13日を除き、通常運行を続けてきた高橋商事の負担を少しでも軽減しようと考案された。

 個人に1口1千円で募った車体広告は「ありがとう いつまでも」「あじさい号 ありがとう」の応援メッセージを、支援者一同の名で掲示。企業や個人事業主向けに募った車内広告は、1枠1万5千円のPRスペースとして設けられた。車体広告への協力は長尾台協議会に107件、五地区協議会に35件の申し込みがあり、合計54万7千円。枡形や登戸など地区外からも寄せられた。車内広告は長尾台9件と五地区3件の合計15万円。以前から単独で車体広告を掲示している2社からも申し込みがあった。

 今回集まった支援金のうち、広告製作費や申請費を差し引いた66万円が先月、高橋商事に贈られた。長尾台の権平会長は「自分たちにできることはないかと昨夏から話し合ってきた。今後も行動し続けたい」、五地区の井上会長は「今は乗車していないのに賛同してくれた支援者もいて、ありがたかった」と思いを話した。高橋商事は「地域住民のみなさん、協議会の熱い思いであじさい号は成り立っている。支援活動に感謝している」とコメントしている。

 あじさい号は登戸駅や久地駅、6月の「あじさいまつり」で知られる妙楽寺を結ぶコミバスとして、2014年12月に本格運行が開始。丘陵地で公共交通の利用が不便だった同地区で、バス導入を目指す約7年の住民運動を経て実現した。

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