多摩区発ボクサーの日本タイトル獲得に、地元住民が歓喜――。かわさきマイスター認定美容師の蓮見正道さん(長尾)と、ギタリスト・高橋マコトさんのデュオ「M&M」が4月25日、宿河原ポトスで11回目のライブを開催。1月の日本スーパーバンタム級タイトル戦で王座に輝いた、堰出身の古橋岳也選手=川崎新田ジム=が勝利報告と共に歌声を披露した。
過去に同ライブ出演歴があり、親交を重ねている古橋選手とM&M。古橋選手は「タイトル戦に勝ったら皆さんの前で歌わせてください」とお願いしていたという。ステージの第1部が終わると、チャンピオンベルトを持って古橋選手が登場。ザ・クロマニヨンズの「ナンバーワン野郎!」を熱唱した。
この日はステージへのアクリル板設置や手指消毒、検温など感染対策のもと十数人が参加。勝利の喜びを分かち合った。「8月ごろ防衛戦があると思うので、そこでも勝ちたい」と古橋選手。試合前日に本人から電話があり、言葉を交わしたという蓮見さんは「勝って本当によかった。こういう時代だが、免疫力を上げて皆さんも元気になってほしい」と話した。
地域のバンド等にライブの場を提供する、ポトス店主の小野里智雄さんは「コロナでさまざまな制限があるが、大変な日常を一瞬でも忘れられるときがあっていい」と地元への思いを語った。
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