川崎市緑化センターの温室で、フィリピン諸島原産の花「ヒスイカズラ」が今年2回目の開花期を迎えている。5月半ばには10房以上が垂れ下がり、つぼみをふくらませていた。
熱帯雨林に生息し、ヒスイのような青緑色で爪形の花を咲かせるヒスイカズラ。緑化センターでは2017年に初開花してから毎年花をつけ、今年は2月ごろに最初の見頃を迎えた。「前回見られなかった方にも楽しんでもらえたら」と同園。
「トロピカルゾーン」「ドライゾーン」など、熱帯や乾燥地帯の珍しい植物を観賞できる温室。「ランゾーン」では最近、新たに20種類ほどを追加したという。温室前の花壇では今月、タネから育ててきた花々も園内を彩っている。
同園では西園の芝生広場の一部を先月から張り替え整備中。利用が制限されてきたが、5月末には整備が完了する予定となっている。
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