川崎市が毎週火曜日に発表する新型コロナウイルスのモニタリング状況によると、5月24日から30日までの直近1週間の新規陽性者数は378人。増加傾向が続いていた前週の502人に比べ124人減少した。
直近1週間の人口10万人当たりの新規陽性者数は24・5人、陽性率は9・7%で、いずれも国が示す指標の「ステージ3」相当。前週までのステージ4相当を脱した。
一方、医療提供体制については、入院中の患者数が5月30日時点で108人(前週90人)、入院中の重症患者数が24人(前週16人)と増加。重症患者の病床使用率は80%に達した。
市は「入院状況の増減は、新規感染者数の増減から1〜2週間遅れて反映される。このまま新規感染者数が減じてくれれば、医療提供体制は再び余裕のある状況に戻るが、リバウンドが速く生じてしまうと体制はさらに悪化するので、十分な注意と警戒が引き続き必要」と分析する。
変異ウイルス9割超
川崎市健康安全研究所の検査による変異ウイルス(N501Y)の検出率は増加傾向。直近1週間における検出割合は92・2%(検査数77件)、前週は91・5%(検査数106件)だった。
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