外部講師を招き、電気自動車の性能や役割について学ぶ出前授業が、堰の県立向の岡工業高校(居石博幸校長)で6月7日に行われた。
神奈川日産自動車(横浜市西区)の社員らが講師を務め、同社の電気自動車を使った屋外での実車体験とオンライン講義で、機械科3年2クラスの生徒66人が参加。実車体験では災害時の蓄電池としての機能が解説されたほか、後部座席などに乗車し自動ブレーキや駐車支援機能、加速を体験する場が設けられた。
蓄電池関連の実演では、変換機を使って車のバッテリーから電気を取り出し、扇風機を動かす様子も。生徒からはバッテリーの重さや価格、交換の必要性などについて質問が挙がっていた。
参加した遠藤隆生さん(17)は「車の進化がすごくて感動した。電気自動車は不便なイメージがあったが、いろんな機能があって好きになれそう。もっと車のことを知ってみたい」と笑顔を見せた。同社の人財育成部、木ノ下晃一部長は「電動化や知能化で車は変化し、面白くなっている。車に限らずいろいろなものに興味を持って、どのように生活に関わり、社会に役立つか考えてもらえたら」と生徒たちへの思いを語った。
同校機械科の川辺勇斗教諭は「この機会に車への関心が高まっていけば」と期待を込めた。
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