川崎市は6月7日、NEC玉川ルネッサンスシティホール(中原区)で新型コロナウイルスワクチンの大規模接種を開始。会場に14カ所の接種室を設け、モデルナ社製ワクチンで1980人が1回目の接種を終えた。
友人と訪れた高津区の女性は、「予約はすぐ取れた。入場に少し時間はかかったが後はスムーズ。(落ち着いたら)カラオケや旅行など、やりたいことがいっぱい」とコメント。当日キャンセル等により4人分の余剰が発生したが、医療関係者らに接種することで対応した。
市は今後、大規模接種会場で1日2000人の接種を見込む。7月末までに65歳以上の高齢者約31万人の接種を完了させたいとしている。
ロス防止へ「バンク」
市は同日、「ワクチンロス」を防ぐため、接種協力者バンクの受付を始めた。事前登録をすることで余ったワクチンを接種できる仕組み。接種券が手元にあり未接種で、予約をしていない人が対象となっている。市担当者は「貴重なワクチンを無駄にしないために、ご協力を」と呼びかける。
事前登録は内閣府が提供する電子申請ウェブサイト「ぴったりサービス」(【URL】https://app.oss.myna.go.jp/Application/search)。
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