生田緑地自然環境保全管理会議が3月から4月にかけて募集した、環境を守るためのポスター作品。応募総数95点から、区内在住の増井賢一さん(72)の作品「ゆたかな緑 つなごう生田!」が最優秀賞に選ばれた。
ランの盗掘をきっかけに啓発を強化しようと、園内団体の代表者らが所属する同会議がポスター公募を企画。市立東生田小学校や一般市民に呼びかけ、4歳から70代まで幅広く応募があった。
7月10日、東口ビジターセンターで行われた表彰式には増井さんのほか、優秀賞の松本奏空さん(東生田小5年)、川原千夏さん(同5年)、森川咲良さん(同6年)、米谷蒼空さん(東菅小5年)が参加。賞状や花束、作品をモチーフにした缶バッジなどが贈られた。ごみの持ち帰りや草花の盗掘禁止を描いた松本さんは「一目見て分かるように工夫。少しでも自然を大切にしたいと思ってほしい」と話していた。
増井さんは、台風で倒れた鶴岡八幡宮(鎌倉市)の神木から新芽が出たことに感銘を受け、萌芽更新の様子を表現したという。「人間もバトンタッチしていくイメージで子どもたちを描いた」と増井さん。「切り株から新芽が出ることを小さい子にも知ってもらえたら」と思いを語った。
佳作等を含む優秀作品18点は、8月末まで同センターに展示。全応募作品の複製は枡形山展望台で展示している。
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>