地域の犯罪抑止に一役買おうと、トレーニングで街中を走るボクサーが専用ビブスを着用し、見守りを兼ねる「防犯ロードワーク」。全国2カ所のジムにとどまっていたこの活動が、今春から広がりを見せている。
防犯ロードワークは全国に先駆け、登戸の川崎新田ボクシングジム(新田渉世会長)が2010年に開始。新田会長が事務局長を務める日本プロボクシング協会が19年、全国防犯協会連合会と協定を結び、今年度から全国61カ所のジムで本格始動した。
川崎新田ジムは毎週火曜の夜、ロードワークに出かける所属選手数人がビブスを着ている。今月20日、防犯ロードワークに参加した同ジム選手コースの池田健哉(たつや)さん(31)=稲田中出身=は「多摩区を盛り上げ、犯罪から守っていけるよう走りながら活動をPRしたい」と思いを話した。新田会長は「ボクサーが防犯パトロールをすることが抑止力につながる」と強調。「効果を高めるためには工夫が必要。犯罪多発地域の情報を共有するなど、多摩警察署との連携をより深めていきたい」と意気込む。
今月15日には、神奈川県警本部(横浜市)で新しいビブスの贈呈式が行われ、川崎新田など5ジムの代表者が出席。県警と県防犯協会連合会からビブスが手渡され、それぞれ意識を共有した。
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