コロナ禍の医療現場に感謝の気持ちを伝えたい――。そんな思いを込め、菅野戸呂の菅第一長生会が9月7日、青い千羽鶴を作り上げた。
「今は集まって歌も食事もできないけれど、これならおうちで、みんなでできるから」。長生会としての活動も制限される中、原島小賀子会長(81)が8月下旬、女性メンバーを中心に声をかけた。早速、医療従事者への感謝やエールを示す青色の折り紙を用意し、それぞれ自宅で制作。10日ほどで千羽が集まった。
完成に向け、9月7日は菅いこいの家に有志10人が集合。鶴を折ったメンバーのほか、男性会員も駆け付けた。よく折り紙をするという金子貴久江さん(83)は「コロナが早く収束してみんなで楽しく会えるようになったら」と、指先を動かした。仕上げを担当した山本正五さん(85)は「千羽鶴はよく見るけれど作るのは初めて。難しくて、こりゃ大変」と目を細めていた。
千羽鶴は14日、在宅医療や発熱外来に取り組む多摩ファミリークリニック(登戸新町/大橋博樹院長)に届けられた。原島会長は「主人も5年間お世話になった。みんなの気持ちが込められた折り鶴で、先生方にも元気でいていただきたい」と思いを語った。
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