川崎市多摩老人福祉センター(中野島)で9月22日、恒例行事「敬老のつどい」が開かれた。緊急事態宣言下で定員を抑え、32人が参加。70年代に『なみだの操』が大ヒットしたコミックバンド「殿さまキングス」の元メンバー・多田そうべいさんが登壇し、学びと笑いを届けた。
生涯学習塾「大人の寺子屋」を主宰する多田さんはこの日、「心にビタミンを!」と銘打ち講演。国語と保健、音楽の3つを題材にユーモアあふれる話術を繰り広げた。保健の話では、難病で18歳の若さで亡くなった息子のことや骨髄バンク支援活動について講話。多田さんは「『喜怒哀楽』、人間である限りいろんなことが起こる」とし、「怒ることも哀しむこともやめた。毎日『喜楽』に生きよう」と生き方を語った。
ミニ歌謡ショーでは、参加者の中から「級長」として選ばれた広山照男さん(75)が司会を担当。多田さんと共に歌う場面もあった。広山さんは「いい話もたくさんあり、楽しいひと時だった」と振り返った。
敬老のつどいは2年ぶり。同センターの池田稔郎所長は「少人数だったが笑顔が見られてよかった。来年は100人規模で」と展望を語った。
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