コロナワクチンについて「希望する全ての市民への接種」を目標とし、10月中に1回目の接種率8割を見据える川崎市。10月19日には、対象者の79・54%が1回目接種を完了したと発表した。
市内の接種が進んだことで、各会場の予約における混雑は解消。集団接種会場の予約は10月15日時点で約3割に留まり、個別接種についてもいつでも予約できる状況にあるという。大規模接種会場(中原区)と南部接種会場(川崎区)では、10月末まで予約なしでの1回目接種を受付。多摩区の会場では10月26日から4日間、障害者のための予約枠も設けている。
市は11月末までに希望する市民の2回目接種を完了させたい考えで、11月以降は接種体制を大幅に縮小する方針を示す。集団接種会場は11月7日に1回目の新規受付を終了し、2回目接種へ移行。個別接種はこれから12歳になる市民の数は確保されるが、新規受付は難しくなる見込みだ。
未接種者の中には接種を迷っている人がいるとみられ、市は周知活動を強化。ウェブサイトやLINE、ツイッターで発信するほか、行政機関や商業施設などにポスターを掲示している。市担当者は「接種は順調に進んでいる。早めの予約を」と呼びかけている。
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