川崎市立日本民家園は11月３日、無料開園日「民家園まつり」を開催した。感染対策のもと、例年よりも多い５千人以上が来園。秋の行楽日和に縁日や昔あそびなど、さまざまな体験を楽しんでいた。
国指定重要有形民俗文化財の「旧船越の舞台」では、２年ぶりの歌舞伎公演が行われた。通常３００人ほどの座席は定員１２３人に減らし満席に。２０００年から同園で公演を行う「秋川歌舞伎保存会あきる野座」が舞台に立ち、『舞踊 寿万才』『絵本太功記二段目本能寺の場』を披露した＝写真。
あきる野座はアマチュア座員による地芝居で、小学生から幅広い世代が所属。コロナ禍では多くの公演が中止になり、練習もままならなかったという。保存会の村野茲美会長は「２年ぶりの公演で一生懸命やらせていただいた。歴史ある舞台でできることは最高の幸せ」と思いを話していた。
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