警察や消防の関係機関が11月13日、宿河原の多摩川河川敷に集結し、大規模なテロ対策合同訓練を行った。多摩警察署や県警本部、多摩区危機管理担当、多摩消防署、多摩消防団から約90人が参加。野外音楽イベントの最中に不審物が爆発し、火災により多くの要救助者が発生した想定で進められた。
消防隊員は化学剤・放射性物質の測定や救助活動を行い、警察車両がマジックハンドを使って不審物を処理するなど緊迫した雰囲気で進行。河川敷に県警航空隊のヘリコプターを着陸させ、けが人を消防隊員が搬送する訓練も行われた。
多摩署の信澤公昭署長は「いつどこで無差別テロが発生するか分からない。関係機関で連携し、有事に備えたい」とコメント。多摩消防署の若林薫署長は「警察や消防が正確な情報を早期に収集、共有し、実践的な訓練を重ねて統制がとれた対応をすることが重要。今後も訓練を積み、多種多様な災害に対応するために連携を強化していきたい」と話した。
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