多摩区堰出身ボクサーの日本スーパーバンタム級王者・古橋岳也選手(34)=川崎新田ジム=は11月16日、母校の市立久地小学校(落合隆校長)で講演した。6年生約190人に夢実現への心構えなどについて語り、ミット打ち体験には児童10人が挑戦。グローブをつけ、古橋選手に次々と拳を繰り出した。
川崎市の事業「ふれあいスポーツ教室」の一環で、同ジムとの連携は初。同校6年生のキャリア教育として、体育館で約1時間半にわたる出前授業が実現した。古橋選手はタイトル戦に2度敗れ、1月にデビュー14年で日本王座を獲得したことに触れ、「何度もやめたいと思ったが、いかに自分自身に勝つかが大切。絶対にチャンピオンになるんだという思いを切らさずに続けてきた」と強調。「いろんなことに挑戦して、自分を信じてやりきってほしい」と思いを込めた。
実行委員として今回の運営に携わった児童の小川聖馬さん、平野海斗さんは「才能じゃなくて、あきらめない気持ちや努力で自分でもすごくなれるんだなって。心を強くすることが大事だと思った」と充実感を見せた。
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