「2021全日本一輪車競技大会ソロ演技部門」が先月23日に静岡県で行われ、枡形一輪車クラブ所属の岩佐そよさん(枡形中1年)が女子中学生の部で優勝した。小学5年生のときから各年代の部で1位に輝き、3年連続の優勝。初の中学生の部の出場も、高い完成度で会場を魅了した。
岩佐さんは今回、初めてのバラード曲に挑戦。練習ではスピードを意識しつつ、「上手くいかないときも諦めない」と努力を重ねた。10月のビデオ審査の予選を首位で通過。本番も臆せず実力を発揮した。同クラブの徳田美江子代表は「スイッチが入ると人を惹きつけ、皆が見入ってしまうような演技。本番に仕上げられる力を持っている」と評する。今大会にはクラブから5選手が出場し、山本沙奈さん(中2)も技術力の高さで6位に入賞した。
「元々自転車が好きだった」という岩佐さんは小1のときに一輪車と出会い、東生田小学校を拠点にする同クラブへ。小3で出場した大会では、ペアで全国3位。高学年になると、ペアとソロ両方で全国を制した。次の大会は今月12日、カルッツかわさき(川崎区)で行われる「関東OPEN一輪車競技大会」のグループ演技部門。中学生から24歳まで、9人のチームの一員として出場する。岩佐さんは「いろんな技をもっと上手にできるように」と、静かに向上心を見せた。
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