今年創立60周年を迎えた稲田町会連合会(濃沼健夫会長)が12月10日、書籍334冊と書棚1台を市立多摩図書館に寄贈した。60周年記念事業の一環で、総額は70万円相当。絵本や小説、実用書など、幅広い世代が楽しめるさまざまなジャンルの本が並んだ。
稲田町連では、記念事業として地域住民に広く届けられる企画を検討。同日開催の講演会で一般観覧を募ると共に、多世代が利用する図書館への寄贈を決めた。
書籍は同館が利用状況を考慮して選定し、一般書が146冊、児童書が188冊。繰り返しの利用で破れやすい人気図書の補充もあった。一冊ずつ「寄贈」の文字が入ったシールを貼付。書棚にも銘板が取り付けられ、児童書用として「おはなしのへや」に設置された。
同日、多摩図書館は稲田町連に感謝状を贈呈。町連役員らが見守る中、澁谷桂子館長から濃沼会長へ手渡された。「区民、市民に末永く読んでもらえる書籍を選んだ。今後も引き続き生涯学習の推進に努めていく」と澁谷館長。同町連の濃沼会長は「家にはないような大きな絵本もあり、子どもたちに喜んでもらえたらうれしい」と話していた。
同館では12月28日まで、寄贈の特集コーナーを展示。書籍は予約等で全市立図書館に提供していく。
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