7部門で工業技術を競う「第21回高校生ものづくりコンテスト全国大会」で、県立向の岡工業高校(多摩区堰)が躍進--。県内で先月開催され、電気工事部門で電気科の山本咲さん=人物風土記で紹介=が1年生として大会史上初の優勝を果たした。旋盤作業部門では、機械科の山川未浩さん(2年)が3位に輝いた。
電気工事部門は約2メートル四方の垂直板に、施工図どおりの配線工事を施す競技で、制限時間は2時間。作業の正確性などを得点で競う。山本さんは今夏、1チーム3人制の県大会で出場8組の頂点に。全国は個人戦のため、名乗りをあげ練習量や実力でも抜き出ていた山本さんが、全国に行くこととなった。
神奈川県が開催地のため、関東大会は免除され全国大会へ。10人が出場し、制限時間の5秒前に作業を終えた山本さんは、3位まで数点差という中、接戦を制した。電気科で担任の尾島雅章教諭は「技術を判断力でカバーした」と講評。山本さんは「全国はミリ単位の戦い。どうやったら目的の値になるか、練習で尾島先生が助言してくれた」と振り返った。
旋盤で山川さん銅
旋盤作業部門は、時間内に鉄の部品2個を当日発表の寸法どおりに加工して組み立てる競技。山川さんは県大会を11人中1位で突破。関東免除で全国に駒を進めた。学科試験と実技加工試験の総合点で競われ、堂々の3位に食い込んだ。
山川さんと同じ機械研究部に所属する松本春輝さん(1年)は、県大会で3位。関東も3位の成績を収めた。2人は「お互いアドバイスし合う関係。いてくれてよかった」と声をかけ合った。
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