川崎市「成人の日を祝うつどい」がとどろきアリーナ(中原区)で開催された1月10日。登戸駅のペデストリアンデッキでは、多摩区ソーシャルデザインセンター(SDC)の学生が記念撮影用のパネルを設置し、式典後の新成人を祝福した。
登戸駅を利用する多摩区や麻生区の新成人のために企画。記念撮影に使える地元にちなんだ背景やのぼり、小道具を用意した。当日は約30人のSDC学生メンバーで対応。地域から新成人へのメッセージ集めや、動画撮影も行った。
企画に携わった大学1年の妹尾珠里さん(19)は「中学校名が入った札などを手作り。この日を思い出に残してもらいたい」、田中春喜さん(19)は「SDCの活動を知って参加してもらうきっかけにもなれば」と話していた。
式典に6千人
成人の日を祝うつどいは密回避のため3部制で、オンライン配信も実施。市によると新成人1万3935人のうち会場参加が6163人、配信の最大同時視聴者数は1255人だった。
式典で、福田紀彦市長は「つらい過去にもしっかり向き合うことで、その経験あってこその自分だととらえられるようになる。今後も困難が待ち受けているが、自分の力にしていってほしい」と激励。多摩区が対象となった昼の部で、新成人代表としてあいさつした小林宏奈さん(川崎区)は、「20年間で支えてくださった方々への感謝を忘れずに、現状に満足せず、日々精進していきたい」と思いを語った。
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