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2021年度「第34回川崎市自治功労賞」の受賞者に選ばれた 久保山 義夫さん 登戸在住 90歳

掲載号:2022年1月14日号

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「第一の故郷」 思い注ぐ

 ○…昨春まで、登戸新川町会の会長を13年間全うした。土地区画整理をいち早く終えた町内で、会館新設や地域カフェの立ち上げ、まちをきれいに保つ美化活動などを進め、今思いをはせる。グラウンドゴルフの普及や児童の見守り活動に尽力した登戸地区老人クラブ連合会の会長も、数年前に降りた。「ほっとしたのが50%、あとはつまらなくなっちゃった。何かやっていないとだめですよね」と笑みをこぼす。

 ○…福岡県出身。新宿の早稲田大に通うため、住むことになったのが登戸だった。登戸が地元の妻と一男一女をもうけ、この地に定住。会社員時代は全国を回り、70歳近くまで働いた。役員として大阪から鹿児島までを総括したが、登戸は「金曜夜には間違いなく帰ってくる」場所。区画整理には初期から率先して関わり、「土地を移った第一号」とも。3回建て替えた自宅は今、息子の設計。「細かいところまでこだわってくれて住みやすい」と自慢の家だ。

 ○…会長の役目を終えて、最近は妻に連れられカラオケや体操に通うように。「何十年と知っている人もいるし、新しい友達もいっぱい」と、年齢も経歴も関係ない、分け隔てない交流を心から楽しむ。「会長のときできなかったことを今やっている。人間、何でも味わってみないと。母も100歳まで生きましたから」。90代の新たな暮らしを、はつらつに語る。

 ○…「生田に一山買って、親やきょうだいも連れてきた」と、甥姪など親戚も住む多摩区。登戸のみならず、区内の町会長らとの親睦も深めてきた。「土地の人間じゃないけれど、地元の人以上に詳しくなった。九州から来たよそもんを多くの人が助けてくれた」と、地域への感謝がにじむ。「第二の故郷というよりも、第一の故郷です」

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